御所
2010年01月17日
この冬、学生の頃から一度行きたかった京都御所の特別参観へ行くことが叶いました。
平安時代の貴族の様子が目に浮かぶようで 大変勉強になりおすすめです。
歴史好きなのと インテリアの仕事をしている視点から観ました。(優)
(左上)諸大夫の間。天皇に謁見できる客人が控えていた間。虎の襖が描かれた間が一番位の高い客人。次が鶴の間、一番下が桜の間。畳の縁も桜色で平安朝の色使いを感じます
(右上)紫宸殿。歴代即位の礼が行われる宮殿。京都の原点とも言える場所。お内裏様から向かって右に「右近の立花」、左が「左近の桜」。
(左中)清涼殿。宮廷の年中行事が行われていた。桧皮葺の寝殿造。桧の皮で吹葺くのは重ねると強く、水分に強い特性を生かしている。釘を打たない日本古来の技法に感動です。
(右中)平安時代の特徴を表す「蔀戸」。扉を金具で吊るして開閉。時代が進むと障子が使われるようになる。
(左下)貴族の遊びにも使われていた回遊式の庭園「御内庭」。回遊式とは360度どこから見ても美しい庭園の作り方。光源氏がでてきそう。
(右下)障子の貼り方は「御所貼り」と呼ばれるそう。